「もうレシピ本はいらない」を読みました

タイトル もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓

著者   稲垣えみ子

 

炊飯器がない我が家。ご飯は、無水鍋で炊いてます。

 

そして、ガスコンロに炊飯ボタンがあり、お米を研ぎ、無水鍋にお米と水を入れ蓋をして、20分ぐらいしたら、火をつけ、この炊飯ボタンを押すと、勝手に火加減を調整してくれて、火も消してくれます。火が消えて、もう食べれるよ~ってなると、「ピーーー 」となって食べれるサイン。

 

 

ただ、たまにおかしくなって、火がすぐに消えて、炊けていないことも。その時は、再度、火をつけます。

水が多く入れすぎたときは、水が溢れ出て、大変なことになります。

 

けれど、この「もうレシピ本なんていらい」を読んで、稲垣さんのいう炊き方で炊くと、見事 美味しいお米が炊けます。今まで以上にお米が光っていて旨味が増してご飯がとても美味しく感じるようになりました。

 

環境が違うので、本に書かれていること、すべて同じことを真似は出来ないけれど、

参考にできることや、やってみたいことがたくさんありましたので、忘れないように書いておきます。

 

簡単お米の炊き方

まずは、鍋で美味しくお米が炊ける炊き方です。

水加減

水加減は、指を入れて第一関節まで浸かる程度でオッケー。つまりは「だいたい」でいいんです。

私は、お米1合に、計量カップ1cup(200ml)と計って水を入れてますが、「だいたい」でOKなんですって。

計量カップでなくても、マグカップで1杯、2杯って感じで、はからなくても適当でいけるってことですね。稲垣さんは、「指 第一関節ぐらい」とホントに適当です。

 

火加減

「始めチョロチョロ、中パッパ・・・」そんなことは、考えなくて大丈夫なんですよ!

今や、思いっきり無視しています。いきなり強火。

 そうそう、よく聞くこのフレーズ。フタを取ったら、なぜだめななのか。蓋取るとやけどするからなのか・・・いろんな言い伝えがありますが。

米と水を鍋に入れたら、鍋を強火にかける。稲垣さんは、沸騰するまでフタをしているようです。フタをすることで、沸騰する時間が短くなりますね。

ただ、私は、火をつけていることを忘れてしまいそうなので、フタを開けて炊いています。

 

そして、沸騰したら水分が蒸発して米の表面ギリギリになったら、火山の溶岩のように何個もポツポツと穴が空いてきます。

それを「カニの穴」、「カニの巣」と言ったりします。

この穴が出ると「うまいご飯が炊けた」ことはほぼ保障されているわけです。

 

そして、フタをして、玄米なら20分、白米なら10分、できるだけ火を弱めます。

火を止めて10分蒸らす。

出来上がりです。

 

稲垣さんは、土鍋を使って炊いていたらしいですが本の最後には、ストウブの小鍋で炊いていて、となっています。そして炊けたらおひつに入れているそうです。

私のうちは、おひつがないので、こんなプラスチックのタッパーに入れています。

生協で宅配してもらっていた時に。購入したものです。

 

稲垣さんは、玄米の場合は、最低一晩水に浸けていますが、白米を炊くときは、浸水はしていません。研ぐこともしません。

 

研がずにすぐに火をかけれるのは、朝ごはんを炊くのを忘れていたときは、大変助かりますね。無洗米のときは、研がずに炊きますが、普通のお米のときは、どうしても習慣で研いでしまう私です。

 

 

 

稲垣さんは冷蔵庫がない暮らし

これは、真似したら家族からブーイングの嵐ですね。冷蔵庫はなくせませんが、今より小さいサイズの冷蔵庫にすることは可能でしょう。

 

ただ、今の冷蔵庫を気に入っています。

結婚する前、一人暮らしのときからの冷蔵庫です。一人暮らしにしたら大きめの冷蔵庫。家族だとちょっと小さめの冷蔵庫。いまは、この冷蔵庫サイズちょうどう良いですし、我が家には必要なので冷蔵庫は、手放すことはできません。

三菱冷蔵庫
・全定格内容積   :384L
・冷凍室の定格内容積: 75L
・冷蔵室の定格内容積:309L

 

関連商品 ↓これが、一番似ているかな。うちの家の色はシルバーですが。

 

 

「メシ、汁、漬物」毎日、一汁一菜のメニュー

なぜ毎日違うものをたべなきゃいけないのか

「今日のご飯に何にしよう」という無間地獄から脱出せよ

 

 

早い、安い、うまい

味噌汁を作り、ご飯をよそい、ぬか漬けをカットすれば、10分で出来上がりの食事を稲垣さんはしています。

たくさんの調味料も、調理器具もレシピ本をいらず、今日は何を食べようかと悩む時間もいらないとのこと。

 

夕食を考える時間がなくなるのは嬉しいですが、自分だけでなく、子供がいる場合は、真似できるのか悩むところ。

毎日は無理かもしれませんが、曜日を決めて、試して見る価値はありです。

 

 

「炊きたての日」のおかず

だいたい3日に一度のペースでお米を炊いている稲垣さん。真夏は1~2日に一度。

主役は「炊きたてご飯」。「おいしいおかず」ではないので、「炊きたての日」のおかずは、どんどん単純なものになってきたそうです。

豆腐屋で買った、厚揚げもしくはがんもどき。

油を引かず、揚げを焼き、大根もしくは生姜をすり食べる。大根おろしも「干し大根おろし」がブームのようです。

 

私も厚揚げを焼いたのは大好きです。

魚グリルで焼いて、よく食べています。醤油、ポン酢を掛けずに、そのまま頂くときもあります。

 

大根おろしをベランダのザルに放置して、じょじょににしんなりとしてきたら「しなびた大根」と呼んではいけない。「干し大根」です。これを、スリスリおろす。かなりおろしにくいが、味が非常に濃い大根おろしが出来上がるそうです。

わたしも、大根を買ってきてやってみようと思います。

あまりにも、厚揚げがおいしすぎてご飯をおかわりしてしまい、今は、「梅干し、ぬか漬け、海苔、大根おろし」に。海苔と大根おろしはどちらか一つでいいそうです。

 

味噌汁 出汁という呪縛からの脱出

1分味噌汁

コンビニなどで売っているのインスタント味噌汁のように、味噌と乾燥した具とともにお椀に入れる。お湯を注げばできあがりの作り方です。

ベランダの干し野菜

干しえのき、干し大根、干しタマネギ、干しキャベツ 何でもいいそうです。

稲垣さんは冷蔵庫がないので、余った野菜の保存方法は「干す」ことなので、ベランダに干し野菜が待機しています。そこから適当にひとつかみして、お椀に入れるだけだそうです。

 

めっちゃ簡単!干し野菜作って真似したい。

1人だから手軽にできるのか、4人分作るとなると、やはり鍋で作ったほうが早いのかな?

 

・タマネギ・・・スライして干す

・えのき・・・・束をバラバラにする 天気の良い日は、半日でわらのようにカラカラになる

・長ネギ、ゴボウ、白菜、キャベツ・・・

味噌汁に入れるサイズにカットして干しておけば、そのままお椀に投入できます

 

・何もなければワカメと麩、そして鰹節

 

激安旬御三家  夏 きゅうり・ピーマン・ナス

【ぬか漬け】

ナス、きゅうり、ピーマン、ミニマト。上等なオリーブオイルを1滴たらし、黒胡椒もパラパラとすると「まさにごちそう」になります。ここに市販のチーズをのっけても美味しいそうです。

 

厚揚げとぬか漬けの炒めもの

サラダにぬか漬け

焼きそばやチャーハンの具にもする

夏はそうめんやそばを食べる時千切りにしたぬか漬けとともに

 

【味噌汁】

ナスとトマトを稲垣さんはおすすめしています。

  

【味噌炒め】

・ピーマン

フライパンに油なしでやわらかくなるまでしっかり焼き、醤油かポン酢で。中の種も一緒に。ピーマンの種は取らずに食べるそうです。

 

・ナス

縦半分に切って切れ目に味噌を塗りフライパンに並べて(味噌をぬった面をうえに)焼く。

ヘタをとらないこと。ヘタがおいしい。

食欲がないときは、めんつゆ味の汁でナスを煮て茹でたそうめんにかけて食べる。

 

・きゅうり

適当に切って塩で揉む。押す、ラー油やら辛い味噌やらをまぜて、しばらく置いて色が悪くなったとところを食べる。

 

激安旬御三家  冬 大根・ネギ・白菜 

・白菜

キャベツの千切りの容量で生のまま細かく切ってポン酢やすりゴマをかけてたべる。塩昆布があれば千切り白菜にパラリと入れてオリーブオイルをかけて食べる。

寒い冬に白菜漬け

 

・ニンジン

ぬか漬け。

キャロットラペ・・・ニンジンを詮議にして塩で揉み、ドレッシングを掛けて食べる。

稲垣さんは、ニンジンぬか漬けを千切りにしてオリーブオイルをかけてたべる、稲垣家のラペです。

 

きんぴら

千切りニンジンをカサが半分になるくらいまで弱火でじっくり炒め、最後に味噌を入れてからめます。カレー味のきんぴらも美味しい。ささみを一緒に炒めてもよくあいます。

 

野菜の皮をむくことはほぼやめた

むく手間、ゴミも出ない、皮むきピーラも手放しました。

 

・スイカの皮

最大の難点、大量のゴミが出るスイカ。残った皮のうち外側の硬いところだけをむいて、残りは塩を振って重しを載せておくと、絶品のスイカの皮の漬物ができあがり

 

そら豆の皮

こんがりと焼くと、まるでジャンボピーマンのように甘くてズルリとして本当に美味しい。

 

・柑橘の皮

ゆずでも夏みかんでも、細く切って天日にさらし、カラッからになったものをストックしておやつに。そのままだと苦さが際立つけれど、干しぶどうなどのドライフルーツと一緒に食べると、上品なお茶うけになる。

 

・わたと種

ピーマンだけでなく、かぼちゃやゴーヤの種も取らない。

ゴーヤはワタも一緒にそのまま輪切りにして天ぷらにして食べる。

かぼちゃの種は硬いですが、中に美味しいナッツがかくれているので、皮をむいてリスのように油分補給をしている稲垣さん。

 

漬物

・こんにゃく

あく抜きのために一度茹でる。冷めたらぬか床へ。 

刺し身のようにスライスして、上から細ねぎの先端をハサミで切り、オリーブオイルをかける。

 

・油揚げ

そのままぬか床へ。厚揚げは、こびりついたぬかごと、ゴマ油をひいたフライパンで焼きます。大根おろしを添えて。

 

・タケノコ

湯がいてぬか床へ

 

春夏ぬか漬け

ぬか漬けといえば、ナス、きゅうり。

ピーマン、セロリ、ミョウガ、新生姜、新タマネギ。

タマネギは糠に香りが移って大変。別の容器でつけるのがベスト。

 

ミニトマト、オクラ、アスパラ、枝豆

ミニトマト 浸かりすぎると皮が破れて流血するので注意

オクラとアスパラはさっと茹でてから。枝豆も塩ゆでをしてから。

 

ジャガイモ 固めに茹でてからしいさな新ジャがは皮ごと浸けても。

そのままスライスして食べたり千切りしたり。お好み焼きの具にもなる。

 

秋冬ぬか漬け

大根、ニンジン、ゴボウ、里芋、ビーツ(別名 砂糖大根)

いずれも、固茹でしてから。

ビーツは、酢水で固めに茹でてから漬ける。漬けているうちに真っ赤になるので皮ごとつけたらOK。皮ごとたべれます。

 

調味料は、「塩、醤油、味噌、酢」さえあれば

ポン酢は、空き瓶に柑橘の果汁(ゆず、すだち、ダイダイなど)を半分入れて、そこに醤油を足す。つまり半々ぐらい。そこに出汁昆布の破片を入れておく。

 

砂糖はなくても生きていける

みりんも使いません。

 我が家は、砂糖を使わなくなりました。まだ残っているのでたまに入れるときもありますが。どうしても甘みを足したいときは、砂糖の代わりに蜂蜜をいれています。もしくは、みりん。

稲垣さんは、みりんも使っていません。「ごはん、汁、漬物」だけの生活だと、砂糖、みりんを使う必要がないのですね。

 

稲垣さんの油は、オリーブオイルとゴマ油

お助け3兄弟。人様にお出しするときは、「鰹節、塩昆布、すりゴマ」を使うそうです。

我が家でも、この「お助け3兄弟は」、よそ様がお見えになっていないですが、よく使います。

 

稲垣さんの調理道具

ミニカセットコンロ1台

ストウブの小鍋

小さな鉄のダッチオーブン(小型鉄製ダッチオーブン)

包丁1本とまな板1枚

ボウルとザル1個ずつ

 

ラップもタッパーも必要ない

このような料理を作るので作り置きはしない、余地がない。

調理はできるだけ単純に、時間をかけず、似たようなものを毎日食べる、気づけば、それが一番落ち着くのである。

 我が家は、ついつい作り置きをして翌日も食べれるようにしてしまいます。食生活を変えると、作りおきをする時間も必要なくなり、タッパーもいっぱい持つ必要がなくなり置き場所に困らなくなるので、ホントに「メシ、汁、漬物」を目指したいです。

 

ストウブの小鍋

フランス製のホーローのお鍋

これ1個でニル、約、イア貯める、揚げる、蒸すなんでもOK。ごはんを炊くのも、スープやおじや、天ぷら、唐揚げ、蒸し野菜。

 ひつとで何でもこなせる鍋、欲しい!!

 

その他

鍋帽子、座布団付き(お友達が作ってくれたものだそうです)

キッチンバサミ

木のスプーン

 

ストウブの鍋が手に入れば、鍋帽子も欲しいですね。

キッチンバサミは、ウチでも大活躍しています。ちょっとした物を切る時便利!

木のスプーンだけとは、稲垣さんすごいです。

お玉、しゃもじなどなくても、木のスプーンひとつあれば十分なんでしょうね。

 

まとめ

「メシ、汁、漬物」、ぜひ真似したい。子供に漬物好きになってもらわないといけませんが。

夜店とかで、売っている、きゅうりを串刺しした浅漬は、子供が好きで食べるので、まずは、浅漬から家で食べる練習かな。

長男は、汁物好きで飲みますが、次男5歳があまり味噌汁のみません。中華風のたまごスープなら飲むのですが。味噌汁すきになってもらう必要ありです。

ごはんは、海苔をまくと、子供たち食べてくれるのでありがたい。海苔巻きなしでも、ご飯を食べてくれるともっとありがたいですが。

 

朝に、パン食が多い時期もありましたが、小麦をゆる断ちしている私なので、朝食が、和食が多くなりました。このまま、「一汁一菜」で「今日のご飯に何にしよう」という無間地獄から脱出したいとおもます!

 

ぜひ、「もうレシピ本はいらない」を読んでみて下さい。食事を作る時間が短くなり、食生活が変わり腸美人になれますよ。

 

 

我が家で使用している 無水鍋